逃走の先のLove

別にあの人のことを恋愛的に好きになったことはないと思う。 

でも一緒に
笑ったり遊んだり
時には慰められたり慰めたり
泣いたり怒ったり
喧嘩したり仲直りしたり…
あの日々はすごく楽しかったし大好きだった。あの人のこともね。

好きなんだなあって心がすごく感じてた。

菜乃花ちゃんは好き。大好き。

でも…私はーー

あの頃みたいに人を好きになることは

しない。
できない。

裏切られた苦しさをもう知ってるから…

逃げたんだよね。きっと。

「お前変だよ。」
「だからそう言いまし…」
「泣いてる。お前今も泣いてるよ。」
「へ?」

涙…でてないのに。泣いてる?

「言っている意味がわかんないんですけど…?」
「そうだな。でもお前がよく知ってるんじゃねーの?お前は会ったときからずっと何かに怯えてた…そんな感じがした。だからメンタル弱いやつなのかと思って人より厳しく指導してみた。でも、なんか違うって…そういうことじゃないって思った。んで気づいたらお前のことばっか考えてて…そして好きになってた。お前はいつも泣いてた。拭こうにも拭けない…涙を俺はずっと見てきた。そばにいてやりたいと思った。これがさっきの質問の答え。」