逃走の先のLove

「2分遅刻。」

「…すみません。」 

ハァ…


ハァ…息切れそう。そしてアウトだったし。 


ほんとやだ。

2分ぐらい大目に見てくれても…

「2分ぐらい大目に見てもって思っただろ?」

せんぱいはニヤリと口角を僅かに上げて笑う。

エスパーかなんかですか。ほんと怖いです。



「…ところで何するんですか…今日?」

今日重要なところはそこ。菜乃花ちゃんと予想してみたけど、やっぱり気になる。 

「ん…あ〜、そこ。」

せんぱいが指を指した方を言われるがまま見てみると、そこには長い行列。

「うわぁ…!結構並んでますね。何の行列でしょう…」

「さあな」

さあなって…せんぱいが最初にいってきたじゃないですか…!

こんなこと言えないから心の中で叫ぶ。

その行列は店の外はもちろん、数メートル先まで続いていた。

お店はお菓子の家のようなものをモチーフにしてるらしく、とてもおしゃれで可愛い。

「しあわせホーム…?」

お店の隣に立っていた看板を読み上げる。

コレがこのお店の名前かな?

ん…どっかで聞いたことあるような。

ないような…。