まー、いつもの事だから、気にすることなんかないな


とは思うのだが、足取りは重いままだ。


俯き気味に、テクテク歩いて行く。


「おはよう!どうしたの!早く学校行かないと遅刻しちゃうよー」


突然、私の肩を叩き、明るく挨拶してきたのは、

同級生のあかりちゃん


…あかりちゃん。

彼女には私の悩みはわかんないだろーなー


そう思いつつ、
「おはよう」
私は、精一杯の笑顔で、挨拶を返した。