「遅刻するぅぅぅ!なんで起こしてくれんかったの?」
「何べんも起こしたのに、起きなかったのはあんたでしょ?」
ここで遅刻と言って騒いでる私、高越優夏。中学3年になるピッチピッチの15歳。今は、学校に遅刻しそうで支度に大忙し。 
「ピーンポーン。優夏支度できてる?」
「やばい!健人来ちゃったじゃん!健人オオオ!ちょっと待って!まだできてない!」 
「お前何時に起きたんだよ!おいてくぞ!」
今チャイムを鳴らして迎えに来たのは、幼馴染の中崎健人。学校一のイケメンのモテ男で、種類でいうといじわる男子ってとこかな?
「今行く!準備できた!行ってきまーす」
私たちの日常が今日も始まった。