走馬灯

この頃の俺はいつも夢見心地だった。

せいうちの呪縛から逃れるために、

目が覚めないように・・・。


そしてその事件は起こった!!


今思い出しても恐ろしい。

いつものようにチェーンをきちんとかけていたのに、

その日のあいつは、

かなりデカイニッパを持って来て、

チェーンを切り

家の中に入って来た!!


尋常ではない。

俺にとってはいつものことだが!!


チェーンをかけているのに人?が

家の中に入って来るなんて

誰も思いもよらないだろう。


それがせいうちなんだ。

俺は自分のとった行動・・・

そう婚約破棄は正しかった!!

と確信した。