走馬灯

そう考えたらまた

ペットボトルに手が伸びていた。

注いでは飲み、注いでは飲み・・・。


そして

どうやらまたアッという間に1本空けてしまったようだ。


その時の俺は現実から逃避したい一心だった。

飲んでは眠り、飲んでは眠りの繰り返し。


一体、何日位、俺は酒を飲み続けたんだろう。

まったくわからない。 


俺の思考はすべて停止した。

たまに現実に戻ることがあるが、

すぐにまた停止させる。


もう何も考えたくないんだよ・・・・。


ずるいことなんて百も承知さ。

でも立ち向かう勇気がないんだ。


ごめん。