走馬灯

結果的には

父さんの残してくれた保険金で、

すべての借金を返済することができた。


世の中は理不尽である。


真面目にコツコツと働く人は

結局最後には

自分の命を削って

行くしかないのか?


自分勝手で

傲慢なやつほど

世の中を

うまく渡って行けるのか?


俺は認めたくなかった。


でも

今でも俺は思っている。

父さんの死は

俺たち家族を守るために

自ら選んだものではないかと!!


でも悲しんでいる場合ではなかった・・・。