“そうか・・・。”


“うん。

親がうるさくて・・・。

もう良い年だし

家に戻って

家の手伝いをして欲しいんだって。”


ふうん。

ひなの家って何か商売やってたっけ?


むしょうに淋しくなった。

もう逢えないのか・・・。


今までの楽しかったことが

脳裏に甦って来た。


“それでいつ・・・?”

“2月11日。”


俺の誕生日の二日前だ。