俺様な彼に愛されて


そうこうしているうちに学校に着いた。


あれ、あたし道のり考えずに美由紀についてきてしまったよ。。



これから、1人で学校まで行けるかな…



「うわ〜クラスの表示全然見えないな〜」


美由紀がぴょこぴょこ生徒の群れの後ろの方で跳ねている。



うわー確かに見えないな〜。。

どうしよう。。

そんなに始業式まで時間ないと思うんだけど…







「おい」



「美由紀ー。中にも貼ってあるらしいからとりあえず学校入…「あんたら2組だけど?」



ふと後ろで男の子の声がした。


美由紀は私の声もその男の子の声も聞こえてないのかまだぴょこぴょこ跳ねている。




これ振り返った方がいいよね、絶対あたしだよね。。






だって、登下校用に担いでいるリュックが掴まれてるもん。





美由紀の所に行けないほど強い力で。