そしたら、急に前に座っている男子がガバッと振り向いた。
「あー、みのりちゃんだよねー? よろしくー!
俺、浦原嘉人(うらはらよしと)!よしとでいいよーー。あ、こいつ起こしていいよ、机合わせれないでしょ。」
うわーびっくりした。。
急に話しかけられるんだもん。
「あ、水川みのりです。よろしくお願いします、、。じ、じゃぁよしとくんって呼ぶね。。」
い、言えたーー
相変わらず目は合わせられなかったけど、
よしとくんとは仲良くなれそうだ。
あ、そうだ、この寝ていう男の子どうやって起こそう。。。
「あー、なんでもしてやっていいよ、チューでもしとけばーー?」
よしとくんなんて事をーーー!
「そ、そんなの出来るはずないーー!!」
つついていいかな。。
どうか、怒らないでーー
そう願いながら寝ている男の子の頬をツンツンとつついた。
「…ん。」
えーーー起きないよーーーー
勇気を出して少し体を揺らしてみた。
「……あ、なんだよ」
少ししたら気づいてくれたみたい。
不機嫌そうに目を擦りながらあたしの方を見たかと思うと、目を少し開いて固まっていた。
え?なに?
もしかして怒らせちゃった??
