***
とうとう修学旅行も最後の日。
慶吾くんはあれから冷たいまま。
そして今日は班の自由行動。
「よし!まずは鹿苑寺の金閣に行こう!」
美咲の元気な声。
移動はタクシーで行く。後ろの席は、
3人までしか座れないから、美咲が前に座る。
…良かった。慶吾くんと私ははじっこ。
真ん中に慶吾くんと仲良しな…えっと確か、渡辺亮介くん…!!
名前覚えたよ!♪(o・ω・)ノ))
───────
「おおおおおお!!金だ!!!!」
「…友梨驚きすぎ…」
「だって金だよ!」
すゴーい!!綺麗!!見とれちゃう…
「友梨行くよ~!」
どこかで声がしたような…
人も多いし、きっと勘違いだよね…!!
「…あっ美咲一緒に写真撮ろ……」
え!?
「うそ。また…」
迷子になってしまった…!!
うそうそうそうそどうしよう~!
先に行っちゃったよね…!!
後を追わないと…!!
でも人混みが激しくて前に進まない。
もう一時間くらいたつのかな…
人はさっきよりはいない。
探さないと…
「あっ…!!」
段差があったなんて…!!
ねんざしちゃったよ…ああ。
これじゃあ探せない…!!!!!!
「っ…」
どうしよう…このままじゃ…
もう絶望だ。なにも…かも…もう…
…慶吾くん…前みたいに…きて、くれるかな…?
今、私を探しているのだろうか。
…。
「ヨシッ」
みんなを探そう…!!
足は、引きずればなんとかなる。
…痛むけど。
「…あっ」
ヤバイ倒れる!!
ふわっ…
「えっ…」
…!!!!
「慶、吾、くん…」
「アホ。一時間もどこをほっつき歩いてたんだよ」
…怒ってる。うう
「ごめんなさいっ…また、迷子に…」
「ほら、…みんなのところに行くぞ」
「うん…」
引きずって歩くとおいてかれそうになる
…きついよ。痛い…でも我慢しないと。
「!?…おまっ足ねんざしてんじゃん」
あ…。
「ごめんなさ…」
「乗れ」
は??乗れって…慶吾くんの背中に…!?
「…」
「早くしろ。みんな待ってる」
「でも…」
「いいから。足ねんざしてるし」
「あ…。…し、失礼します…」
慶吾くんの背中はほんのり暖かくて…ドキドキした。
こんなドキドキは…多分二度目だ。
慶吾くんは冷たいのに優しくて、…。
…私、慶吾くんに恋した。
とうとう修学旅行も最後の日。
慶吾くんはあれから冷たいまま。
そして今日は班の自由行動。
「よし!まずは鹿苑寺の金閣に行こう!」
美咲の元気な声。
移動はタクシーで行く。後ろの席は、
3人までしか座れないから、美咲が前に座る。
…良かった。慶吾くんと私ははじっこ。
真ん中に慶吾くんと仲良しな…えっと確か、渡辺亮介くん…!!
名前覚えたよ!♪(o・ω・)ノ))
───────
「おおおおおお!!金だ!!!!」
「…友梨驚きすぎ…」
「だって金だよ!」
すゴーい!!綺麗!!見とれちゃう…
「友梨行くよ~!」
どこかで声がしたような…
人も多いし、きっと勘違いだよね…!!
「…あっ美咲一緒に写真撮ろ……」
え!?
「うそ。また…」
迷子になってしまった…!!
うそうそうそうそどうしよう~!
先に行っちゃったよね…!!
後を追わないと…!!
でも人混みが激しくて前に進まない。
もう一時間くらいたつのかな…
人はさっきよりはいない。
探さないと…
「あっ…!!」
段差があったなんて…!!
ねんざしちゃったよ…ああ。
これじゃあ探せない…!!!!!!
「っ…」
どうしよう…このままじゃ…
もう絶望だ。なにも…かも…もう…
…慶吾くん…前みたいに…きて、くれるかな…?
今、私を探しているのだろうか。
…。
「ヨシッ」
みんなを探そう…!!
足は、引きずればなんとかなる。
…痛むけど。
「…あっ」
ヤバイ倒れる!!
ふわっ…
「えっ…」
…!!!!
「慶、吾、くん…」
「アホ。一時間もどこをほっつき歩いてたんだよ」
…怒ってる。うう
「ごめんなさいっ…また、迷子に…」
「ほら、…みんなのところに行くぞ」
「うん…」
引きずって歩くとおいてかれそうになる
…きついよ。痛い…でも我慢しないと。
「!?…おまっ足ねんざしてんじゃん」
あ…。
「ごめんなさ…」
「乗れ」
は??乗れって…慶吾くんの背中に…!?
「…」
「早くしろ。みんな待ってる」
「でも…」
「いいから。足ねんざしてるし」
「あ…。…し、失礼します…」
慶吾くんの背中はほんのり暖かくて…ドキドキした。
こんなドキドキは…多分二度目だ。
慶吾くんは冷たいのに優しくて、…。
…私、慶吾くんに恋した。