【生徒会室】





「…?」





一歩足を踏み入れた瞬間に…





パンパンッ



「「おめでと~!!!」」



綺麗な紙吹雪が舞い




目の前には“祝・入会 高永瑠璃”の文字





「ふぇ…?」





佐々木さんが私の手を取り



「かわいいっ…っ!ねぇ、私のこと七海って呼んでねっ瑠璃ちゃんっ」




「抜け駆けは無しゆうたんお前やないか、あほっ」




佐々木さん…もとい七海ちゃんはバシッと音ともに壁に吹っ飛んだ。





それに変わるようにまたあたしの手は誰かの手によって包まれる。




「圭依って呼んでや!よろしくな瑠璃」





頭の所々に赤いメッシュをいれた椙山圭依先輩。


確かこの人も副会長だったような…。