「…待て。まだ話は終わってねぇ。」
『……あっそ。あたしは終わった』
「…お前に雷姫になってもらう。」
『…は?』
な、に言っちゃってんの?
あたしが雷姫?
ふざけないでよ。
あたし紅嵐の総長だよ?
なるわけないじゃん。
まずなる気もない。
「だから雷姫になってもらうって言ったんだよ。」
『無理。てか嫌。何でやらなきゃいけないの?そもそもなる気ないから。
はっきり言ってウザいよ。
もう喋りかえかけないでよね。
……話はそれだけ?
それならあたしは帰るから。』
雷輝の奴ら固まってやがる。
でもあたしはそんなの知らない。
それに…紅嵐に入ってなくても入らなかったと思う。
もうあんなことになりたくないから。
