屋上から出ようとしたのに、
光輝に腕がっしり掴まれてて出れないんだけど…。
それに地味に痛い。
『…ねぇ。離して?』
あたしは極力怒りを抑えて言った。
「いや、ダメだ。お前には聞きたいことが山ほどあるからな。
それが終わるまでは返さねぇ 。」
『わかったからとりあえず腕離せ。
質問にも応えるから。』
ふん。答えるじゃなくて応えるだから答えなくてもいい所もあるもんね!
「いや。答えろよ?答えるよなぁ?(殺気」
『はい。コタエサセテイタダキマス。』
クソー!殺気付き&強烈睨みはダメだろー!
「よし。んじゃ座れ」
はぁ………最悪
あたしがどこに座ろうか迷っていると、
「みーちゃん!ここここ!」
…ん?みーちゃん?
『あの?みーちゃんとは誰?』
誰だよ!こんな可愛い名前付けて!
それにネーミングセンス0だな…
「みーちゃんは美麗の事だよ!
早く隣きてよー!」
成程。亮ならやりかねないな。
うん。可愛いから許す。