*美麗side*







夢を見た。





あたしにとって、一番忘れたい忌々しいあの最悪な記憶だ。






















あれは、まだあたしが族にはいって2ヶ月位の頃…














あたしが女でまだ紅嵐の下っ端だったあたしは、よくほかの族に拉致られたりされてた。





紅嵐の幹部とも仲良かった為、彼女だと勘違いし、よくレイプやらなんやら色々されそうになって、その度に助けに来てくれる当時の総長、幹部、それに下っ端まで動いてくれてた。












だけど…



















学校からの帰り道、油断してたあたしは拉致られてしまった。







案の定みんなが助けに来てくれたけど敵の総長が、銃を持ち出してきた。












それにいち早く気づいたあの人が、とっさにあたしを庇って撃たれた。












その人は紛れもないあたしのお兄ちゃんだった。




ダァン!







美『お…にい……ちゃ、ん……?』








兄「ゴホッ…ッ
み…れい無事か……?」




















































嘘…
あたしのせいでお兄が…?



あたしのせいだ。




アタシノセイダ




アタシガヤッタ








































































美『いや…
イヤ…
嫌ぁぁぃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ!』