消えない想い

そんなある日のことだった。

みんなに変だ、変だと言われて
焦っていたのかもしれない。

ただそれだけの理由かもしれないけど
初めての気持ちを経験した。



ナッコと由紀と3人でいたとき、
倉本先輩たち、3年生の男集団が階段から降りてきた。

倉本先輩は私に気がつくと
思い出し笑いのようなものを浮かべて手で鼻をおさえた。

そして隣にいた人にむかって、私を指さした。


もちろんナッコはフリーズ状態で、
私は笑われているのを分かっていたから
何ともいえない気持ちだった。


倉本先輩たちは私の目の前まで来た。

まだニヤニヤしてる。
どうせこの人の脳裏には自己ベスト記録で走り去る
私の後ろ姿でも浮かべているのだろう。


すると、隣にいた男の人が
「この子?可愛いやん」と言った。

目線をむけるとその男の人は私を見ている。


ドキッーーー



初めて感じる想いだった。