消えない想い

結局、そのクラスの男子に返事をしないままだった。

2学期も半ばの頃、由紀とナッコと廊下にいると
3年生の倉本先輩が寄ってきた。

ナッコは一気に顔が真っ赤になり黙り込む。

そして倉本先輩は私に向かって手招きをした。

私はオドオドしながらも言われるがままに着いていった。

倉本先輩
「君と話したいってヤツがおるねん。いいかな?」

亜美
「え?あ、はい…。」

倉本先輩
「言うとくけど俺ちゃうで?!」

亜美
「あ、はい……。」


私は倉本先輩の後をついていった。

立ち止まった先には色白で天然パーマな男の人が立っていた。

倉本先輩 
「コイツやねん」

亜美
「………。」

色白の先輩
「ごめんね~!呼び出して。こないだ職員室でぶつかったの覚えてる?」


え?????
いつ?????(笑)


色白の先輩
「あの時から気になってて…付き合って欲しいねん」

亜美
「ごめんなさい」

倉本先輩
「断んの、早っ!!!」

倉本先輩は吹き出した。



え!なに!?
恥ずかしい!!!


どうしたらいいのか分からずに
下を向いていた私に倉本先輩は「ごめんね、もう戻って大丈夫やで」と言ったのでダッシュでその場を去った。


後ろから「帰んのも、早っ!!!」と言って
爆笑している倉本先輩の声が聞こえた。


恥ずかしすぎて泣きそうになった。