私の存在価値を教えてください

「…では、失礼します」

「そかそか、じゃあな」

もう暗くなってしまった7時。

私は、俊先輩の家の前にいた。

「…本当に男なんですか?」

「…なんで?」

普通は、家に帰ろうとしている女の子を送っていくのが男の役目では無いのだろうか?

…本の読みすぎか…

「…え?なんで?え、なになに??」

やはり、本と現実は別世界らしい。

「…そうですか、では」

「…?お、おう。じゃあなー」

…なんか…腹立つ。

はあっとため息をついて私は駅に向かって歩き出した。

「…え、俺なんか悪いことした?」