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「よいしょっと…」
凪をベッドに横たわらせて、キッチンへ行く。
「病人食といえば…おかゆかなぁ?」
ふぅーっとため息にも似た息を漏らしてから、冷蔵庫を開ける。
そこから卵を取って、机の上に置いた。
おかゆ作りの始まりだ♪
―――20分後―――
「でっきたぁ!」
おかゆの上に卵をはって出来上がり!
時計を見ると、7時だった。
急がないとな…
そう思いながら、凪の部屋へ入った。
「凪ぃ~起きてる?」
「ん~…」
弱弱しい凪の声が聞こえた。
「はい!おかゆ!病人でもたくさん食べましょう!」
元気よく、あたしは言う。
…が。
「頭に響く。うるさい」
とのことです…
「すみませんね」
皮肉気にそう言う。
「それ」
「?」
「おかゆだろ?食べる」

