「よかったね！みんななっちゃんのこと認めてくれた！」と部屋に戻って真羽が菜々に言う。

『うんよかった』と真羽に伝えると「俺はまだ認めた訳じゃねーから」と腕を組み睨みつける要。

「こら、要なんてこと言うんだ」と愁。"ッチ"と舌打ちをして部屋を出ていく要。「あ、かな『いいよ真羽』でも……」『奏兄…』「うんいいよいってきな待ってるから」

『ありがとう』菜々はそういって要のあとを追った。

「奏汰いいの？菜々行かせて」と真羽。「菜々は無駄にお節介なんだよ」と笑う。すると陸が「奏汰お前はあいつが何で…あんな目をしてるのか全部わかるのか？」と奏汰に言う。

「……あぁ。知ってるっちゃ知ってるけど…」「そうか。ならあいつが言ってくれるのを待つか」「陸…ありがとう」奏汰は微笑みながらドアの方を見つめた