-ガラガラ)「「「総長!って女あ?!?!」」
「よ、話は後だ」二階に上がる。

ガチャ)ドアを開けドサッ「いった…」お尻うったんですけど!!!!!!陸を睨みつける。

「ほんとに来た!」と喜ぶ真羽。「元気のいい女の子だね」と愁。「女こっちくんな」と要が言い菜々はイラッとして『…あんたさ、女が女、媚び売るとか思わないでくんない?この女嫌いが!!!』と要に向かって言ってしまい

「ぶはっ」と笑う陸。「僕なのは好き!」と抱きつく真羽。

「お前ここの姫になれ」『お断りしま「拒否権ねーけどな」何なのこいつ。『あたし帰る』と席を立つ。

「…お前が何抱えてるかしらねーけどさ」と話し始める。「辛いなら辛い。寂しいなら寂しい…弱音吐けばいいんじゃねーの?」ピタッ。ドアノブに触れようとした手が止まる。

「お前の目は何も移してねーよ」「陸!」と奏汰

『あんたに何が分かんのよ!関係ないでしょ?!これ以上私に踏み込んでくんな!私は一人でもやっていける』ギュッ

陸は菜々、なのはを抱きしめる。「今みたいに言えよ。言いたい事胸ん中にあるもの全部俺らに言えよ頼れよ」

『ッくッ……』涙を流す菜々。「なのはちゃん」と真羽。

「俺らの姫になれよ…菜々」「え?菜々?」と愁。「なんで陸…」驚く奏汰。「さっき屋上で聞いた」「屋上?」「菜々は俺の…双子の妹だ」と奏汰。

「え!奏汰よかったね!ずっと探してた妹に会えて!」真羽は喜ぶ。

「菜々姫になるよな?」『グッうぅ……うん…』「よし」と微笑む陸。菜々は少しだけ驚いた。陸の微笑む顔が、あの人に……蓮に似ていたから…。

「そうと決まれば挨拶だ!」

みんなで部屋をでて龍神みんなの前に立つ。

「お前らよく聞け!今日からここ龍神の姫になった…あ、おい!」

菜々は下に降りてみんなと同じ目線に立つ。

『初めまして。一宮菜々です。ここにいる幹部一宮奏汰の双子の妹です。いきなりはい姫ですって言われたって納得いく人はいないと思う。すぐに納得しなくていい。ゆっくりでいいから私を姫として認めてください』と頭を下げる。

「…姫…賛成です!!!!!!!!!」「宜しくお願いします!!!」

「さすが菜々だな」と陸。「おれの自慢の妹だから」と笑う奏汰。「要。アイツなら信じてもいいんじゃね?」という陸に対して要はただ菜々を見つめていた。