あれはきっとうちの学校の音楽室なのだろう。そっくりだったし、この教室がそうなのだから。

「うわぁ、もう何がなんだか分かんない…」

う~ん。考えても分からないし、そもそも朝から変なことが起こりすぎなんだよね。

突然二人は消えるし、来るハズのない手紙が来るし。猫さんだし、階段いっぱいあるし、音楽室だし、教室で私の席。

「とにかく二人を見付けるためにここに来たんだし、ここにはいないし。」

ワケわかんないけど二人を探すしかない。全ては二人を見つけて、二人を拐った奴?がおそらくいるからそいつに聞けば万事解決!!頭いい!!よし!

「次に行こ~。」

なんとも単純な思考回路だろう私の頭は、そして早くもこの変な環境に慣れ始めている…。

まぁ実際ここにこうしていたって何も始まらないわけで…次の部屋に行くことにした。

「もう何が出ても驚かないぞ~!」



次の扉を開けるとそこには…(もうこの下りはいいって……)




「書斎?何か拍子抜けだな気合い入れたらコレかよ。」