親からの、悪魔からの虐待から救ってくれた彼。 死んでしまえたら、楽だろうかと、そう思っていた私を、救ってくれた彼。 1人ではないと教えてくれた彼。 そんな彼は今、私では無い誰かと、微笑みあっている。 それでも、幼馴染みだけあって未だに私には親しくしてくれたし、毎日話しかけてくる。 でも私に向けられた笑顔は、恋人に向ける笑顔ではない。