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英澤市立病院

「お母さん、どうして、どこ行くの?」

「郁美、ごめんね、お父さんもいなくなって、郁美を1人にさせちゃう、お母さんもそんなの嫌だけど、もうダメなの。」

「お、おか、おかあさん?、ねぇ、ちょっと、意味わかんない…ねえ、明日退院できるって言ったじゃん、ねぇ、2人で温泉行くんじゃないの?」





「ん、(懐かしい夢)」

「郁美?……いくみ?わかる?ねぇ、郁美?」

「翔子?声おっきいよ、ここ…病院でしょ?」

「もう…バカ、よかった、まって、先生呼ぶから」

翔子はそう言って、ベットの上についているスイッチを押して、看護師さんに、何か言っている。郁美は目が覚めたばかりでまだ意識がはっきりしていない様子

「郁美、あんた、二日間、意識なかったんだよ、死んじゃうかと思った」

「ちょっと、翔子勝手に殺さないでよ……私がそんな簡単に死ぬわけないでしょ」

「ばか、ほんとばか、あんた、強がりすぎなの、ちょっとは自分の体大事にしなよ」

「翔子…ごめんね、ありがとう」

「お取り込み中すいません、ちょっといいかな」

そう言って、1人のスーツの男性が病室に入ってきた。

「わたくし、宇野警察署に勤めています、貝塚 恭太と申します」

そう言って、郁美に名刺を差し出した。

「あ、刑事さん、その節は助けていたいただいてありがとうございました」

「いえ、意識が戻ったと聞いたんで、お話伺いたいんですが」

「あ、すいません、刑事さん、郁美、まだ意識戻ったばかりで、」

「大丈夫だよ、翔子、刑事さん、大丈夫です。お話進めてください」

「あ、ごめんね、お友達心配だよね、そんな、時間はとらせないよ、でももし、具合悪くなったらすぐに言ってね」

「はい、」

そして、恭太と郁美の話は30分続いた