「今から応援が来る、おとなしくしろ」


"郁美、お母さんもお父さんもいなくなったけど、見てるからね、ちゃんと。応援してるからね、頑張りなさい"

「ん、お母さん……」

郁美は目を覚ました。自分にナイフを突きつけられている現実にピクリともせず、男を投げ飛ばした。

「確保!!」