恭太は郁美を見てあの事件以来、あってないとでも言うかのようなそぶりで話した。

「あ、はい、大丈夫です。ありがとうございました」

郁美は、恭太の顔を見ず、答えた

「じゃ、郁美、学校いこ!貝塚さん、失礼します!」