守ってくれる大きな手

「うわっ、……えっ、……
愛馬さん?ちょっと、愛馬さん、そんなとこでなにしてるの?風邪引くよ?」

家を出た恭太は郁美の存在に気づき、近寄った

「あ、刑事さん、おはようございます」
「いや、普通の日は刑事さんって呼ばないで欲しいんだけど」

「あ、すいません、えっと、貝塚さんでしたね」

郁美はゆっくり体を起こし、「学校行ってきます」と言って、階段を降りていこうとしたが

「あぶねっ、……ちょっと、大丈夫?」

郁美は、バランスを崩し落ちそうになったが、恭太に支えられた

「あ、すいません、大丈夫です」

「君、大丈夫ばっかりだね、こんな熱いのに大丈夫なわけないじゃん、ちょっといい?」

恭太は郁美をお姫様抱っこしながら部屋に戻した。