守ってくれる大きな手

「無愛想なのか、優しいのかわかんないよ」

部屋に入った郁美は、そんなことを呟いた。恭太とは隣の部屋。どんな偶然だ。と、郁美も思ったことだろう

「うっ、さむっ、お風呂はいって早く寝よ」

明日は退院して初めての学校。郁美は朝しっかり起きれるように目覚ましをセットし、早く寝ることにした。