守ってくれる大きな手

「わかった……、だけどやっぱり、君を危ない目に合わすわけにはいかない、それに、君のお父さんのことで、悩んでるのは確かだ、でも、危機が迫ってるってことに確信はない。」

恭太は仕事場に連絡が来たことを郁美に話した。

「俺が持っている情報はこれだけだ、他の職員にはこのことは話していない。」

「そうですか」