自室のベッドで横になった。


……昴たち、輝の事知ってるのかな?

だったら、私のことを天霧組の人間だと疑っていてもおかしくない。
って、輝は天霧組の事あんまり言ってないんだっけ?

………じゃあなんで?


普通"天霧"という名字だけでそんなピンとくるものじゃないと思う。

第1、"天霧"なんて名字の人は私たちだけではないし。

…不思議だ。


もし仮に、みんなが私を天霧組の人間だと確信して私に近づいていたらとしたら…?

何が目的?


"俺らに守られてろ"



昴の声が頭に響く。



……はたして、そんな単純な理由だろうか?



なんてことをもんもんと考えていると、眠りに落ち、時がすぎるのは長いもので。