ヒカリのように




「おかえりなさいお嬢、夏目さん」


「ただいま」

「今日も道場っすか?」

「うん」

「俺も行ってもいいっすか!?」

「もちろん」

「っしゃあ!じゃあ早速みんなに知らせてきます!」


そう言ってその下っ端は屋敷に入っていった。


「みんなお前と勝負できて嬉しいんだよ」


夏目もそう呟いて入っていった。


なんで…私と?

私そこまで強くないと思うんだけど。

私なんかより夏目の方がよっぽど強いと思う。


私はそんなことを思いながら夏目に続いて屋敷に入って、昨日のように道場へ行った。