翌日。

今日もみんなからの倉庫の誘いをかわして家に帰ると、一応パソコンをカバンに入れて再び家を出た。

確か夏目が迎えに来てくれるはず……

「あ」

エレベーターで1階に止まり、ドアが開くと丁度夏目がいた。

「おお。久しぶりだな」

「うん」

なんだか久しぶりの夏目に嬉しくなりぎゅっと抱きついた。


「どした」

「夏目だーー」

「お前本当に思ってるか?棒読みだぞ」

「思ってる」


本当に。少し寂しかったのかもしれない。

いや、寂しかった。

「はいはい」

夏目はそう言って私の頭を撫でてくれた。


「行こう」

「うん」


そして夏目から離れると、車まで行き乗り込んだ。