ーーー

放課後、いつものように途中まで送ってくれた。


「じゃあ、また明日。ありがとう」

「ねぇ、ほんとに。
1回だけ倉庫来てくれない?」


……しつこいな。


「…私、もう守られているのは嫌なの。
みんなとは友達でいたいの」


私はそう言ってみんなに背を向けて歩き始めた。


「…"もう"?」


そのとき、陸が呟いた言葉にドキンとした。


………しまった。