昴を見るが特に変わった様子はなし。
「おーい……」
なんなの…?
私は反応のない昴を無視してみんなについて行こうとすると、手を掴まれた。
わっ……
びっくりした。
「好きだ」
え………?
そして突然の告白にさらに驚いてしまった。
昴をみると、真っ直ぐに私を見ていて。
それに何だか顔が熱くなってしまった。
「高校の時からずっと」
そう言う昴もなんだか赤い。
「結婚しよう」
「そ、そんな急に……」
結婚、なんて。
まだ付き合ってもないのに?
「俺の事、好き?」
私の視線に合わせるように屈む昴。
好き、なんて……
「考えたことないよ………」
だけど、この心臓の音とわけのわからない感情。
この感情が好きだと言うなら……
すると昴は私の手を自分の胸に当てた。
ドクドクドク………
私と、同じ。
「……………好き」
だ。
私の言葉に昴は嬉しそうに笑うと私を優しく抱きしめた。
「気づくのおせーよ。」
「え?」
「鈍いな」
どういうこと?
私はずっと、昴の事が好きだったってこと……?
思い返すけど、そう思ったことはないけど……
けど…………
こんな気持ちになったことは、たくさんある。


