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『お嬢に夏目さんに司さん!!!』
『おかえりなさい!!』
『みなさん中でお待ちですよ!!!』
私たちを見たみんなが嬉しそうに慌ててる様子が嬉しくて。
「ただいま」
私は多分、今人生で一番の笑顔だ。
「陽葵」
夏目と司をみると2人とも笑顔。
私はふたりの手を取って屋敷へと入った。
「二人共、老けた?」
「陽葵もな」
「お互い様だ」
「あはは、だね。」
これから先、嫌なこともたくさんあると思う。
だけど、幸せなこともたくさんあるんだ。
誰かが言っていた。
嫌なことの数だけ幸せなこともある。
それを、私は身をもって知ることになるんだ。
それはとても、幸せなこと。
あ、幸せの事の方が少しだけ多いかもね。
ヒカリが、私の体を明るく照らした。
fin...