「…………」
顔に光があたり目を覚ます。
よかった、目が覚めて。
そして夜中のように目線だけであたりを見渡すと人影に気がついた。
「…………ぁ、」
声が上手く出ない。
「…………陽葵?」
けどその人は私に気づいてくれた。
「陽葵っ!?」
昴だ。
「…………す、ぁ…」
「いま先生呼ぶ。」
昴はそう言ってナースコールを押すと私の手を握った。
「よかった、よかった…………」
……泣いてる?
「………すば……」
やっぱり体は重くて動かすのは出来ない、と思ったが昴をみたらそんなことを忘れていて。
腕がピクリと動いた。
………泣かないで。
すすり泣く昴を見ている事しか出来ない自分をもどかしく思っていると、先生と看護師さんがすぐに来た。
「天霧さん!?
目覚めたんですか………よかった」
そして先生が来ると昴は私の手を離し、病室を出て行った。
この先生……
前に打撲した時にもお世話になった先生だ。
天霧組についている先生……
と、いうことは本家に話は行ってるな。


