「……」 ふと窓の外を見ると、青い空。 ……平和。 このままでいい。ずっと。 何も起こらないでほしい。 だけどそういう時こそ起こるんだよね。 ほーら。 校門のそばに1台のバイク。 「……凪、ちょっと家に呼ばれた。 早退する」 隣で必死に写してる凪に言う。 「……んー」 もう、ちゃんと聞いてよ。 「………ばいばい。」 そんな凪に少し寂しく思いながら私は席を立った。