「はい」

それに私はいつもそう答えた。


だけど烏丸は17になったら来ると言っていたからそんなに気にしてはいなかった。


そして17になったころ。

ああ、もうすぐ私は死ぬな。

と思ったけど、なかなか姿を表さない烏丸。


そして私は学校に行くことになり、みんなと出会った。













幸せボケしていたのかもしれない……




































この前いなくなったのは、烏丸が来たから。







































すぐ殺されると思った。














だけど、烏丸は私を痛めつけて痛めつけて苦しむ顔を見てから殺したいみたい。











それでもいいと思った。







だけどおかしいの。


考えれば考えるほどみんなと離れるのが怖くて、一人になりたくなくて。



いつの間にこんなに大事な存在になっていたんだろう。



欲張りな自分がいた。



みんなを巻き込みたくない。

話そうって決めた一番の決め手はそれ。

みんなを巻き込みたくないから、話しておく。


全部知っていれば、もう私に関わる必要ないでしょ?

ごめんね、ずるくて。最低で。


もう本当に、関わらなくていいよ。


















「………たくさん、騙しててごめんね」










話終えると、私の目からは涙が溢れ、みんなは私を黙って見つめていた。