「また、ね……」


「おい陽葵、ひまっ………」


昴の言葉はまた終わってないが強制的に電話をきった。


今回は逃がしてくれるつもりなら、このくらいはいいよね?

まぁ、みんなに来て欲しいっていう期待が期待通りにいくかはわからないけど。

かけてみる価値はあると思ったから。


私は携帯をカバンにしまうと、大きなベッドに横たわって窓の外を見た。


ここ、何階……?

それに随分と広い庭。

あいつ、本当に金持ち。


日はもう沈みかけている。


今日はもう寝よう。






そっと目を閉じた。