「学校、行ってるのか」 私の制服を下から上へ舐めるように見る男。 それに少し身を強ばらせる。 「……呑気なもんだな」 そして男はそう言って鼻で笑った。 嗚呼、嫌だ。 「もう17だろう? 約束通り迎えに来たよ」 そしてそう言ってニタリと笑うと私に手を差し伸べた。 「行こう」 そして私の耳元に口を寄せると言った。 「殺してあげるよ」