「こんな時間に危ないよ? 家まで送る」 帰り道でしょ?と凪は言う。 まぁ、帰り道だけど…… 「まだ、帰りたくないなぁ」 もう少し外にいたい。 こんなにゆっくり夜、外に出てるのなんて久しぶり。 「そう………。 じゃあ、公園行く?この近くにあるんだ」 凪はそう言うと私の手を取った。 「うん、行こうかな」 凪、なんだか様子がいつもと違う。 寂しそうな、苦しそうな。 ………やっぱり凪も何かを抱えてる。 私は確信した。