ヒカリのように




「陽葵、車……」

「あ、大丈夫だよ。」


いつの間にかいた夏目に少し驚きながらそう言った。

「え?」

「今日は時間はやいし、大丈夫。
それより夏目も輝のところにいてあげて。
暁さんともね」

私はそう言って制服に着替えてカバンを持つと、夏目の方を向いた。


「…」

「ね?」


まだ納得しきれてない夏目に念を押す。


「………わかったよ。でも何かあったらすぐに連絡すること」


するとなんとか認めてくれた。

「うん。じゃあまたね」


そして私は夏目と別れて屋敷をでた。




………まだ屋敷は騒がしい。


輝は幸せ者だね。










歩いて帰りたい、と言ったのには夏目に手間をかけたくないと思った他にもう一つ理由がある。







………夜、1人でこうやって歩きたかった。





最近、みんなの話を聞いていると1人で家を出た。


という話が多くて。


みんなの気持ちが知りたかった。


私も同じようにすれば、なにかみんなのことがわかるかなって思った。