ヒカリのように




ーーー


「綺麗な学校だね」


外から見た時も思ったけど。


白を貴重としていて、白って汚れが目立ちやすいはずなのにこれといって目立つ汚れはない。



「全然かわってねーな」


「だね」



夏目と樹さんはここを知っているみたい。



日本の学校初めて。


「ん。ついたぞ」



しばらく歩くと、一つの扉の前で二人は止まった。




「…りじちょ…理事長室か」



しばらく勉強してなかったから忘れてるところだった。



「はいるよ」


樹さんはそう言ってドアを叩くと中の反応を待たずに開けた。




ガチャッ



「誰だ……あぁ。
樹に夏目か。」



私の前に樹さんと夏目が立っていて中の様子が全く見えない。



2人ともデカイ。



「おひさしぶりです」


「どーも」



「まぁ中に入りな」


そして2人は部屋に入っていったので私もついていく。



すると夏目が支えていたドアが閉まった。




「ん?その子か。」



そして二人で見えなかった人が見えた。