……陸がこの前、昴のことよろしくなって言ったのって、この事を知ってるからって事だよね。 でも大丈夫だよ。 昴はきっともう乗り越えてる。 だから今、総長としてココの一番上に立ってるんだ。 私がいなくても大丈夫。 みんながいるだけで大丈夫なんだよ。 「……遅くなったな。送る」 昴の言葉に窓の外へ目をやると、もう真っ暗だった。 「そうだね、ありがとう」 今日はよく、寝れるだろうか。