「……陸?」

「……昴のこと、よろしくな」

はい?

陸はそれだけ言ってバイクを走らせて帰っていった。


えっと……

どういうこと?

昴のことよろしくなって、私昴の親じゃないし……

わからない。


私の頭には疑問だけが残り、時間は過ぎていった。