「とりあえず、上行くか」




「うん」



そして、私とヒロくんはヒロくんの部屋にいった




だけど、久しぶりに会ったのにヒロくんの瞳に私を映してくれない




もう、あの頃には戻れない???



そんなの嫌だ




「ヒロくん、どうして私を見てくれないの?
私の事嫌いになっちゃった?」




「…………」




「ヒロくん、あの日はごめんなさい。
先にヒロくんから離れようとしたのは私だけど、やっぱりヒロくんのいない毎日は楽しくないよ。」



私はそう言ってヒロくん背中に抱きついた。




その瞬間、ヒロくんが少しビクついたのを見逃さなかった




「桜、離れろ。」



「嫌だ!
絶対離れない。」



「離れろって言ってんの分かんねーの?
頼むから離れて。」


あの日と同じ



あの日と同じ低くて凍りつきそうな声を出すヒロくん




私は怖くてすぐに離れた。



そう瞬間、ヒロくんは大きなため息を吐いた。



もう、無理なんだ…



あの頃みたいに戻れないのかな



「女遊びしてるってほんとなの?」



「は?」



「今、学校で噂されてる。
ヒロくんが女遊びをし始めたって。
ほんとなの?」



「桜に関係ねーじゃん」