色々あった午前中とは違いまったりとした午後。リビングで、私はソファに座って映画を見ていた。遊は隣で読書。


映画を見ていると、携帯が鳴った。画面に映し出された文字を見ると結月からの電話だった。


「ちょっと、失礼します」


携帯を持って、リビングから出ると通話の所をタッチした。


「もしもし?結月ちゃん、どうしたの?」


『あっ、詩乃!今どこいる!?』


「え?えーと遊のお家?」


『はぁ!?なんでまたそんな所に…分かった。今から行く…!助けて…!!』