…公園の先にも住宅街があったんだ


思いの外、公園を出てすぐに着いたような気がする。遊の家は大きかった。


「詩乃…?大丈夫?」


「うん…大丈夫です」


「ソファに座って待ってて、タオル持ってくるね」


家に上がり、リビングに案内された。言われた通りソファに座って待ってると、遊が真っ白なタオルを持ってきた。


「ありがとうございます」


タオルを受け取って濡れてる部分を拭いた。


頭が…痛い……


そう思った直後、意識がなくなった。