飼い主と私。


「こんなとこあったんだ…」


「綺麗ですよね…ここ」


ガゼボに移動して、木の椅子に座った。温かい。


ガゼボから遊具で遊んでいる子供とその親が見えた。目が離せず、じーっと見ていると遊が私の頬に触れた。


「……?」


「泣いてる」


ハッとして自分の頬を触ると濡れていた。気付かないうちに涙が出ていたらしい。


「…大丈夫です。ちょっとだけ、懐かしかっただけ……それより、あっちには温室があるんですよ!」


「騒がしいやつ…」