飼い主と私。


数分後落ち着いた私は、少し距離をとって遊の方を向いた。


「…本当にごめんなさい。私、寝坊しちゃって…夜遅くまで起きてたものだから…」


「夜遅くまで?なにかしてたの?」


「え、あ、うん。まぁ…そんなことより行きましょう!」


今日のために着る服を選んでいた、なんて恥ずかしくて言えない。まるで私が恋してるみたいだから。


遊の手を引いて家を出た。


「どこ行きますか?」


誰かと出掛けるなんて久しぶり。結月ちゃんも最近遊んでくれないし…


「んー…お散歩」


「お散歩ですか…」